ネパール・日本 友好の翼を広げよう -交流と人材育成事業-

2019.11「ビジットネパール2020」観光親善大使に任命

 11月13日、当会の石岡博実名誉会長がネパール連邦民主共和国政府より『ビジットネパール2020・観光親善大使』として任命され、併せて社会活動家として表彰されました。この顕彰は現在、日本人では林真理子氏らの3人のみです。
 これまでの足かけ17年間・40回にわたるネパールとの文化交流や社会貢献活動、並びにこうした活動の将来への継続性が認められての顕彰となりました。

 ネパールとの交流は、2003年の大月ロータリークラブ40周年事業として和太鼓演奏を披露したことを契機として現在に至ります。
 その間の交流活動は訪問のみに留まらず、日本への学生交流団の招聘も14年・16回を数えます。和太鼓演奏指導はもちろんのこと、チャリティーコンサートや両国学生交流、各種イベントなど、より一層の交流を推進し、積極的な社会活動を展開して参りました。
 さらに不登校児童へのサポート、日本の大学とネパール大学の協定やネパール国と山梨県による農業支援協定なども現在同時に推し進めています。こうした活動はすでに両国それぞれより「外務大臣表彰」を受けております。

 社会活動の発端は「阪神淡路大震災のボランティア活動」。この時の会社(日本ステンレス工業を挙げてのボランティア活動の経験が「紅富士太鼓の結成へと向かい、さらには国際文化交流へと紆余曲折の歴史を経て今日を迎えています。
 もちろん今まで順風満帆で進展して来たわけではありません。「企業メセナ」あるいは「ボランティア活動」は一部の篤志家、資産家、大企業の行うものという風潮の中、さまざまな評価をお受けすることが多々ありました。
しかしながら、石岡会長の基本理念である「行動が無ければ一センチの進歩もない」の実践でいかなる時も歩みを止めず来られた活動は、現在、ネパールの要人はもとより、国内においても政・財界、教育者、知識人、有識者の方々からの評価と協賛をいただいております。

 この度の観光親善大使への任命は、2020年に200万人のインバウンドの集客を目指すネパールの文化・観光・民間航空省が展開する「Visit Nepal 2020」に於ける直々の選任であり、弊社としてもこれまでの活動を評価いただいた上での栄誉と捉えております。

 今後も両国の交流と文化の発展のための活動をますます活性化させて参りますので、どうぞご理解とお力添えを賜れますようお願い申し上げます。