第15次 日ネ文化交流 日本訪問団　来日レポート

2024年7月15日から約10日間、ネパールの学生5名と引率教員1名、通訳1名の計7名の訪問団が来日しました。
13歳から15歳の学生5名は、山梨県での学校交流、県知事や市長訪問、静岡、東京でも観光や自然を体験し学びを深めました。

訪問スケジュール

7月15日

ウエルカムパーティ

紅富士太鼓、ネパール日本友好協会の拠点となる、山梨県大月市にてウエルカムパーティをしました。

7月16日

笛川中学校訪問

山梨市の笛川中学校にて、同世代の日本の学生の授業見学や、一緒に日本文化の体験をしました。
体育館では吹奏楽部の演奏や、ネパールの学生からは民族ダンスを披露しました。レクレーション等を通し交流を深めました。

山梨市市長訪問

山梨市市役所を訪問し、市長より激励をいただきました。
ネパールの学生からは「日本はなぜ町がこんなに綺麗なんですか」や、「自然保護と開発」についての質問が交わされました。

農園視察

同市内にある萩原フルーツ農園を訪れ、旬の桃やブルーベリー、ブドウの栽培や生産についてお聞きしました。
この日はあいにくの天気だったため、予定していた桃狩りはできませんでしたが、視察の最後に美味しい桃をいただきました。

根津記念館視察、茶道体験

鉄道王と呼ばれた根津嘉一郎のについての歴史や、邸宅を視察しました。
その後、日川高校の茶道部の生徒の皆さんによる茶道体験をしました。

7月17日

大月市長訪問

大月市長や教育長と面会し、学生からは「日本人の時間やルールを守る気質」について等の質問がありました。
「日本人は幼少期からの家庭・学校での教育が強く根付いているため、時間やルール、もったいないの精神が根底にある」等の意見が交わされました。

猿橋中学校訪問

3年生の英語の授業に参加し、英語でインタビューし合い積極的にコミュニケーションを取り合っていました。
その後全校生徒の前で、ネパールの民族舞踊の披露や日本の学生からは合唱の披露、意見交換会などを実施し、日本とネパールの異なる文化を理解し合う貴重な時間となりました。

7月18日

グラウンドワーク三島さまの受入れ

2日間に渡り、静岡県三島市を中心に様々な体験をしました。
この日は、海水浴と水族館を楽しみ五感を使って自然を体験しました。ネパールには海がないので、初めての海や生き物に触れました。

7月19日

静岡県グラウンドワーク三島さまの受入れ

GW三島小松理事長にガイドいただき、楽寿園や三島大社など市内を回り、街中にありながら豊かな自然や歴史に触れました。

松毛川の作業

GW三島の渡辺事務局長に、川の再生や自然保護、森づくりについてレクチャーいただいた後、植樹した周辺の環境整備を体験しました。

源兵衛川の散策

三島梅花藻の里にて、GW三島インストラクターの山口さんに固有種の三島梅花藻の生態や手入れを教わり体験しました。
その後、源兵衛川を散策し、川辺を歩きながら富士山の冷たくきれいな湧水に触れました。
最後は関係者の皆さんと美味しい寿司をご馳走になり、身も心もリフレッシュした2日間となりました。

7月20日

自由行動

7月21日

東京観光

はとバスツアーに参加し、東京観光を楽しみました。

7月22日

こども園訪問

大月市内にある令和にこにこ園を訪問し、ネパールの民族舞踊や、園児による歌を披露し合いました。
園児たちと盆踊りを踊ったり、一緒に遊んで楽しみました。

大月ロータリークラブ訪問

皆さんに歓迎いただき、ネパールについての質問が交わされたり、民族舞踊を披露したり交流を深めました。

株式会社山梨放送 訪問

社内見学をさせていただきました。

山梨県知事訪問

長崎山梨県知事と面談させていただきました。
今後ネパールと山梨を繋ぐ、人材交流が活発に進むことを期待しております。

7月23日

自由行動

7月24日

富士急ハイランド

7月25日

さよならパーティ

日本という慣れない地で親元を離れ、多忙なスケジュールをこなすことができました。
5名の学生全員、病気や怪我、事故などなく最後まで無事に終了でき、両国のサポートいただいた関係者の皆様に感謝申し上げます。

今回来日したネパールの学生は、一言では言い表せないほど多くの体験や学びを得たと思います。
同時に、この間に出会えた日本人もまた、ネパールの彼らから刺激を受け、学び考える機会となりました。
これから皆さんの歩む人生のなかで、この交流事業を通して得たことが何かの一助になれば幸いです。

改めまして、ネパールの学生の皆さん、日本での訪問大変お疲れさまでした！