ネパール大地震被災地支援活動について(報告)
謹啓 当協会の活動に関し格別のご理解とご高配を賜りありがたく厚くお礼申し上げます。
さて標題につき、去る5月30日~6月3日まで「ネパール日本友好協会」「NPOグラウンドワーク三島」「紅富士太鼓」合同でボランティア含む計10名でネパールを訪問しました。下記の要領で被災地でのネパール大地震支援活動を展開し、また5月29日までに皆様よりお寄せいただいた義援金146万円被災者に直接お渡して参りましたのでお知らせ申し上げます。
ご高承の通りネパールでは雨季到来を迎えました。今回の活動で訪問した3,000人の被災者が居住するカトマンズ市内・トュリケル広場では避難所の仮設トイレが1箇所しかなく、強い悪臭が周囲に漂い、素掘りの便槽にはし尿が溜まり、目が痛くなるほどでした。このままでは、雨期に入り、し尿の垂れ流しや拡散による感染症の拡大、周辺井戸の水質汚染など、子どもたちへの肺炎や赤痢、チフスの蔓延を含め、環境被害・健康被害の重症化・深刻化の危険性を実感しました。
一刻も早い復興に向け、今後とも継続して息の長い支援・募金活動をして参りたいと存じます。今後はバイオトイレ設置支援に重点的に活動展開する予定です。ご理解の上宜しくご高配をお願い申し上げます。 謹白
現地支援活動内容
5月30日 | ・トュリケル広場被害状況調査 約3,000人が避難生活を送る ・NAGARJUNロータリークラブ会議(カトマンズ市内) |
5月31日 | ・カウレ村(カトマンズから北西150km)での被災地支援活動 マヘンドラ・B・パンディ・ネパール外務大臣同行。現地の医療団と共に約1,000人の被災者 2週間分の食料・医薬品・テント20個・簡易トイレ3基・衣料品等の共同支援を行う |
6月1日 | ・バル チェタン小学校にて120名の児童へ通学用カバン・筆記用具・ノート・医薬品等
支援物資の支給 ・ザワセナ高校(国立トリブバン大学姉妹校)へ義援金20万ルピー手渡し |
6月2日 | ナーヤアーヤム総合大学(nami)と協議書調印式(ネパール国内初 大学とNPOが締結する)
ネ日友好協会が橋渡しとして締結をプレゼンテーション |
*今回の活動や募金活動については、引き続き動画や画像をホームページへ配信し公開してまいります。